住まいレポート
暖かな秋晴れの下、ご主人のMさんが玄関で迎えてくれました。
竣工後約1年が経過、ご自分で手を加えておられるMさん。とても楽しそうに、家造りの思い出を語って頂きました。
━━━家作りはどんな形でスタートしたのですか?

- 散歩している途中に現在の土地をたまたま見つけ近所の方などに情報を頂き、不動産業者と交渉を始めました。最初は建築条件等が付いていて、私の練りに練った具体的過ぎるプランでは予算上、作る事が出来ないと言われてしまいました。その後に、知り合いの工務店さんを伝手に設計事務所を探しました。始めは色んな建築家の人と会いたいと思っていましたね。そして出来れば、私と同じように大家族を持つ人や年齢が上の、人生経験も豊富な方にお願いするつもりでした。
━━━打ち合わせを始めて、工藤住環境設計室に設計を任せてもいいな、と思ったきっかけ等はあったのですか?
- まず工藤さんと平面図でたくさんやりとりをしました。たくさんの要求があって、工藤さんも大変だったと思いますが、やり取りを続けて半年ぐらい経った後、工藤さんが最新の平面図を見て”大分、わがまま言う所がなくなってきましたね”と言ったんです。この時、この人は私のわがままを聞いてくれてたんだ、そしてこれからもこの人なら施主の話をしっかり聞いてくれるだろうと思ったんですね。それが大きなきっかけでしょうか。
━━━たくさんのアイデアやプランの打合せは大変だったと想像しますが、如何でしたか?
- 苦労の連続でした。(Mさん&工藤)。意思疎通も大変で、写メールを使って平面図の気になる所を伝えたりもしました。施主としては、早く建てて早く住みたいものです。その方が経済的に助かりますし。やりとりが半年経った時点で腹をくくって、もうこれならとことんやろうと決心し、プランに1年かけました。今は1年かけて本当に良かったなと思っています。
━━━これから家作りを始めようとしている方にアドバイスを言うとしたら、どんなことがありますか?
- 家作りに関して言えば、施主自身も壁塗りなどに参加した方が良いのではないでしょうか。自分も現場に参加することによって職人の方とも触れ合えるし、壁塗りなどであれば家族も参加して、近所の人にも参加してもらえばそれで人のつながりが生まれます。そうやっていけば、自然と人が集まってくるような家になると思うんですね。
━━━実際に現在住まわれて、どんなところが気に入っていますか?
- この家のポイントはワンルームを意識しているところでしょうか。3階建てながらも、空間が1つで繋がっているような家なのですが、その中にタタミコーナーや、テレビを見るスペースやバーカウンターのスペースなど、それぞれ特色を持ったコーナーが存在して飽きる事が無いんですね。しかも、それぞれのスペースから視線を合わすことは可能なので、リビングを家の中心として、家族みんなの存在を身近に感じられるんですよ。床に埋め込んだガラスも、採光の観点からも大変有効ですがそれ以上に家族の気配が感じられてとても良いです。
━━━最後に奥様にもお聞きしたいのですが、このお家に住まわれて、以前の暮らしと変わったことなどはありますか?
一番上のお兄ちゃん(現在中学2年生)が以前よりも家の中で楽しんでいるように思います。この家に住むまでは、お兄ちゃんは自分の部屋に込もってしまうかなと思ったのですが、3階から2階のリビングへ降りてきて、それぞれのスペースで兄弟と遊んだり、ダイニングテーブルで勉強をしたりするようになりました。それと、子どもたちがお家の中でかくれんぼをするようになったことですね。
そう言えば、インタビューでお家におジャマしている間もご家族みんなが穏やかで、とてもリラックスしている様子が印象的でした。大変仲良しのMさん一家、これからもお幸せに。最後に貴重なお話を頂き、有難うございました。


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