宝塚市の高台に建つ『売布きよしガ丘の家』は2010年5月に竣工。この建物は建築家、横河健が設計した『MEFUの家』の跡地に建っています。
MEFUの家が解体され3区画に分割。2区画は分譲住宅となり、残り最後の区画を依頼主は購入されました。
MEFUの家の設計概念でもあった『東側道路へは閉じ、南面に開く』コンセプトを継承した計画としました。また、2階にリビングを配置することによって、『宝塚市街~大阪市街まで見渡せる眺望』を得ることが出来ました。
断熱材にはエコで省エネな材料であるセルロースファイバーを採用することによって、快適な住環境を得ることが出来ました。
非常に断熱性能が高い材料なので光熱費の節減にもつながります。また、調湿効果も高い材料なので快適且つ健康的な住宅になります。
仕上げ材料にはサンゴで出来た左官材料を使用しています。この材料にも優れた調湿効果があります。表面の仕上げが良い風合いの材料であり、性能・デザイン共に優れた材料です。
また、キッチンにはシンプルで耐久性の高いステンレス製オーダーキッチンとし、構造材(土台・柱・梁・・母屋・小屋束)は全て無垢の木を使用しています。
外観のデザインは屋根の軒を大きく出すことによって雨から外壁・建物を守り、耐久性向上を図りました。
また、道路側の窓のガラスにはすりガラスを採用し、夜間に窓からもれる灯りをデザイン。全体的にシンプルで飽きのこないデザインを心がけて設計を行いました。
この建物は『長期優良住宅』の認定を受けています。耐震等級3(最高等級)、温熱環境等級4のにより、高い耐震性能かつ優れた住環境を兼ね備えた建物となっております。
また、『長期優良住宅』の補助金を受取る事が出来ました。