伊丹市耐震改修リフォーム
CASE

この計画は、阪急伊丹駅の南側に広がる閑静な住宅街に位置する、築70年の木造住宅を改修致しました。
耐震診断・補強計画を行い構造体のみを残し全て撤去し、基礎の補強・木構造体の補強を行い十分な耐震性を確保しました。

施工後
AFTER

施工前
BEFORE

温熱環境については、エコで高性能な断熱材『セルロースファイバー』を用いて1階の床下・屋根の直下・外壁部分を覆い、窓には全てペアガラスを採用し、高い断熱性能を確保しました。
また、外壁通気工法を採用し透湿する内装仕上げを使い湿気のこもらない『呼吸する家』としました。

計画の要点としては隣家にお住まいの依頼主の祖母とのコミュニケーションに配慮した動線・間取りとしました。
また、将来子供室となるフリースペース(1)への動線はLDKを通るようにし、子供たちとのコミュニケーションに配慮した計画としました。

耐震改修・温熱改修や各種仕上げ材料、設備を更新し、維持・管理を行いやすい計画とした本建物は「新築以上の価値のある住宅」として再生したと考えています。
※ 耐震診断・耐震改修や温熱改修に伴う費用の一部は、補助金を利用して改修工事を行いました。

データ
DATE

【耐震等級】
等級3(長期優良住宅)
【屋根】
瓦→ガルバリウム鋼板
【外壁】
トタン→樹脂系左官仕上げ
【内壁】
美らサンゴ塗り(サンゴで出来た左官材料)
【天井】
美らサンゴ塗り(サンゴで出来た左官材料)・シナベニア
【床】
唐松(無垢)t=15
【断熱材】
セルロースファイバー(吹き込み方式)
【造作材】
タモ、無垢板
【建具】
シナフラッシュ戸