お風呂のお湯は暖房・加湿機器です
工藤住環境設計室の工藤です。
今回のタイトル、私のBLOGの読者の方であればもうおわかりですね。
そうです。
寒い季節、お風呂の残り湯を利用すれば有効的にその熱を暖房・加湿に利用する事が出来ます。
では、どれ程の熱量なのか、計算してみましょう。
私の自邸に採用しているユニットバスはTOTOのサザナのラウンド浴槽です。
この浴槽にて70%のお湯の量は約150リットルです。
残り湯の温度を40℃、室内温度は20℃と設定した場合、このお湯は40℃→20℃に冷めますよね。
浴室の扉を開けておけば、150リットルのお湯、20℃の熱量が室内に放たれる事になります。
1calは1ccの水を1℃温度を上昇する熱量です。
150リットルの湯量=150000cc×20℃分の熱=3000000cal=3000kcal
3000kcalの熱が室内に放たれます。
では、この3000kcalとは、どれ位の熱量なのでしょうか?
ここで、エアコンの能力はkwで表しますので、kcalをkwに換算します。
1Kw=860.4kcalより
3000kcal÷860.4kcal=3.48kwとなります。
の自邸では6畳用エアコンを設置しております。
6畳用エアコンの定格暖房能力は2.5kwです。
低負荷状態、インバーター制御を考慮すると、約半分の1.25kw運転を想定します。
先程の3.48kw÷1.25Kw=2.78
2.78時間=約3時間。
私の自邸では、エアコンを3時間運転してるのと同じ熱量となりました。
どうでしょう?
私はこの熱量(エネルギー)を利用するこは、とても省エネかと考えております。