今回は工藤住環境設計室が採用する工事の発注方法、CM分離発注方式(オープンシステム)についてお話させて頂きます。
インターネットで分離発注を検索すると・・・。
分離発注のマイナスイメージのページが結構出てきます。
確かに、知識や経験の無い設計事務所の建築士が分離発注を行えば、トラブルになる事があると思います。
しかし、工藤住環境設計室では分離発注だから起きたトラブルは、今までに御座いません。
また、最近では公共工事にて建物を建てる場合にも採用されました!
この多目的施設の発注は福岡県の糸田町です。
当然、公共工事は民からの税金でまかなっていますよね。
出来るだけコストを透明化し、工事も透明化出来る分離発注(オープンシステム)は、まさに公共工事にむいていると思います。
P.S.実は既に公共工事にて【建築工事】・【電気工事】・【給排水衛生設備工事】・【空調工事】など、大まかな分離発注を行っている国や都道府県、地方自治体は多いのです!
2018/02/20
前回に引き続き、『分離発注方式による家造り』の解説をさせて頂きます。
工藤建築環境設計室が手掛ける住宅設計・監理のほとんどで採用している『分離発注方式』について、詳しく解説致します。
工藤建築環境設計室が手掛ける住宅設計・監理のほとんどで採用している『分離発注方式』について、詳しく解説致します。 分離発注方式とは新築やリフォームを行う時に通常の場合、一括して工事を請負う工事会社(工務店やリフォーム会社)に依頼するのでは無く、本当に工事を行う各種専門業者に依頼主が直接工事を発注する方式です。
こういった発注方式を採用する事により従来の一括発注方式で必要になっていた、工務店やリフォーム会社の経費・利益を削除する事が可能です。
【専門業者を探すのが大変では? 実際に誰が工事の指揮をとるのか?】
確かに依頼主が上記の事を行うのは非常に無理があります。
そこで、私ども設計事務所がサポートを行います。
実際には一括発注にて行う家造りと同様の流れで工事は進捗致します。
工藤建築環境設計室では昨年から分離発注方式を採用し、現在(9月)までにマンションリノベーション(1件)・木造新築住宅(4件)・木造リノベーション(1件)の事例が御座います。
今までは工藤建築環境設計室が設計・監理を行い、工事については工務店に『一括発注』をしておりました。
分離発注方式を行う今、この時とのコストを比較する事により、一括して請負を行う工務店・リフォーム会社の経費・利益の割合がわかります。
現在まで手がけた建物において、分離発注方式を行い専門業者の見積りを集計し建築コストを算出、それに工藤住環境設計室の報酬である設計・監理・CMマネージメント費用をプラスした場合でも、一括して工事を発注した場合よりコストカットを行う事が実現しております。
工藤住環境設計室が手掛ける分離発注方式のメリットはコストを下げる事だけでは御座いません。
設計事務所(一級建築士事務所)による監理が家造りでは非常にメリットが御座います。
工事を直接行わない設計事務所が依頼主にかわって工事をチェックし、専門的な立場から工事に指示を行います。
また、依頼主の変更・追加の要望により工事金額が増える事が御座います。
その場合でも、適切な金額なのかを設計事務所がチェックを行います。
このコラムでは分離発注方式を行った場合の具体的な金額や、掘り下げた内容については書くことは出来ませんが、個別に家造り相談を行っております。
2014/09/25
分離発注方式による家造り その3
今回は分離発注方式を解説する前に、従来から存在する一括発注方式についてお話させて頂きます。
一括発注方式は日本では最も採用されているお家を新築・リフォームを行う方式です。
依頼主は工務店やリフォーム会社に工事を一括して依頼します。
(工事の請負契約は依頼主と工務店・リフォーム会社との間でのみ締結されます)
【お家を新築・リフォームする時、実際に工事を行うのは工務店・リフォーム会社なの?】
ほとんどの場合、これらの会社が工事を実際に行う事は御座いません。
実際に工事を行うのは下請けの大工やその他お家を造る為に必要な専門業者です。
また、依頼主は実際に工事を行う専門業者の名前やどんな人なのかもわからない事がほとんどです。
【この方式による家造りの場合、多い少ないの差はあるが元請である工務店・リフォーム会社の利益が必ず必要になります】
では、一括発注方式には無い『造り手の顔が見える家造り・必要最小限の経費にて行う家造りを行う方法とは』存在するのか?
【これが分離発注方式なのです。】
次回に続く。
2014/09/12
分離発注方式による家造り その2
分離発注方式による家造りは、コスト(建築費用)を抑える事が1番の目的では御座いません。
一括発注による家造り(工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社)の時に提示される見積書には、本当にその工事を行う為に必要な金額が記載されていない事が多いです。
なぜなら、それらの会社は自社の経費(儲け)以外にも、下請け(大工・電気工事・水道工事etc…)に見積りを依頼し、提示された金額に上乗せしているからです。
これでは、「どの工事・どの材料にいくらかかるのか?」が分からなくなってしまいます。
分離発注方式の1番の目的は『その工事・材料にいくらかかるのか?』を施主さまに明確にお伝えする事です。
【その結果、建築コストを抑えることが出来る事が殆どです。】
また、直接目に見えない『設計事務所による監理』もメリットの一つだと考えています。
写真は、宝塚市にて進行中の木造住宅再生計画(二階建ての住宅を平屋に改築)です。
この建物も分離発注方式を採用しています。
次回に続く。
2014/09/10
分離発注方式による家造り その1
大阪府池田市にて新築木造住宅の監理が進行中です。
この住宅は工務店に一括して工事を発注するのでは無く、実際に工事を行う専門業者(大工さん・水道屋さん・電気屋さんなど19業者さん)に分割して工事を発注致しました。
(そんな事をしたら面倒じゃないの?)
これには建築コスト・住宅の品質に関して重要な理由が御座います。
これから、数回に分けて分割発注方式を解説していきたいと思います。
2014/09/09
CM分離発注方式とは?その3
『CM分離発注』とは限りなく施主さまの気持ちになって、施主さまと共に家をつくる為の方法です。
新築はもちろん、リフォームにおいて従来のようなハウスメーカーさんや工務店さん、リフォーム会社さんなどの『一括請負業会社』に依頼するのではなく、施主さんが直接『専門工事会社』と契約・発注を行って建築を行う方式です。
私たち設計事務所が施主さまとの契約の元、設計・監理を行いながら、施主さまにとって良きパートナーとしてサポートする仕組みの事です。
中間マージンをカットし『価格の透明化』を行い、結果的にはコストダウンが可能な発注方法です。
【本当にコストダウンになるのか?】
では、CM分離発注方式にて家造りを行った場合、一括請負いにて工務店さんに依頼するのと比べて『どれくらいのコストダウンになるのか』といったご質問をよく受けます。
このコラムでは以前に手掛けた『マンションリフォーム』の事例を解説致します。
この計画は築16年の鉄筋コンクリート造11階建てのマンションの1戸を改修致しました。
改修内容は全居室の床をクッション付きフローリングから無垢フローリング(ブナ)に張替え、リビング・ダイニング・キッチンの壁・天井の内装をやり替え、洋室×2の壁クロスの張替えを行いました。また、リビング部分は和室・押入れ・収納を解体しリビングを広くし、収納・カウンターコーナーを新設致しました。
リビングの一部の壁は珪藻土を塗りました。この塗り工事は施主さまと工藤住環境設計室が共同に行い、コストを抑えながら質の高い内部空間を実現致しました。
今回の計画にかかった費用は設計監理費用を含めた総額が153万円でした。
一度、工務店さんに見積りをお願いしたところ、190万円程度でしたので、約40万円のコストを抑えることが出来ました。
2012/08/08
CM分離発注方式とは?その2
『CM分離発注』とは限りなく施主さまの気持ちになって、施主さまと共に家をつくる為の方法です。
新築はもちろん、リフォームにおいて従来のようなハウスメーカーさんや工務店さん、リフォーム会社さんなどの『一括請負業会社』に依頼するのではなく、施主さんが直接『専門工事会社』と契約・発注を行って建築を行う方式です。
私たち設計事務所が施主さまとの契約の元、設計・監理を行いながら、施主さまにとって良きパートナーとしてサポートする仕組みの事です。
中間マージンをカットし『価格の透明化』を行い、結果的にはコストダウンが可能な発注方法です。
【CM分離発注方式のメリット】
CM分離発注方式を採用することによって、施主さんと考える人(設計者)とつくる人(職人さん)だけのシンプルな関係が出来上がり、相互の密接なコミュニケーションが図れます。
価格が透明化され、施主さまからみて分かり易くかつ、コストダウンになる事が多い。(工務店を通さないので中間マージンが無い為。)
専門工事業者さんへの発注は設計事務所が主体となり、入札形式をとっているので業者さん同士の良い意味での価格競争がおきます。
施主さまの負担が劇的に増えることはない『施主さん主導の家づくり』『価格の見える家づくり』が達成できます。工事の進捗状況を監理者か確認し、出来高に応じて各業者さんへの支払いを行うので、一括請負において懸念される工事途中での負業者倒産のリスクが軽減されます。
また、設計事務所が現場監理に行く回数が一括請け負い方式の家造りを比べて格段に多くなり、設計を行った者によるきめ細やかな監理が出来、建物のクオリティーの向上が図れます。
2012/08/07
CM分離発注方式とは?その1
今回は弊社が取り組んでいます『CM分離発注方式』についてお話致します。
『CM分離発注』とは限りなく施主さまの気持ちになって、施主さまと共に家をつくる為の方法です。
新築はもちろん、リフォームにおいて従来のようなハウスメーカーさんや工務店さん、リフォーム会社さんなどの『一括請負業会社』に依頼するのではなく、施主さんが直接『専門工事会社』と契約・発注を行って建築を行う方式です。
私たち設計事務所が施主さまとの契約の元、設計・監理を行いながら、施主さまにとって良きパートナーとしてサポートする仕組みの事です。
中間マージンをカットし『価格の透明化』を行い、結果的にはコストダウンが可能な発注方法です。
【CM分離発注方式を取り入れた理由】
限りなく施主さまの気持ちになって『いい家を出来るだけコストを抑えて造るしくみ』を捜し求めて、『CM分離発注』という家のつくり方にたどり着きました。
家を一軒建てる為には、お客様の夢を形にする私たち設計事務所からはじまり、実際に工事を行う大工さん・内装屋さん・電気屋さん・水道屋さんetc・・・。
様々な業種の人々が関わります。逆に言えば、関わる全ての人が、『良い家をつくるぞ!』といった気持ちがないと、良い家はできません。
この仕組みにたどり着く前に『会社の利益のみを重視した現場監督さんと家造りを行なっても良い家は出来ない』という事を痛感する出来事がありました。
それを解決する為、時間をかけて施主さまと打ち合わせを行い、工事を行う各業者さまに設計の意図を直接伝えることが出来る『CM分離発注方式』にたどり着きました。
2012/08/06
西宮市にて設計・監理を行なっていたマンションリフォームの完成写真を撮りに行きました。
この物件はCM分離発注方式を採用することにより、コストを抑えることが出来ました。
CM分離発注方式とは従来の建築工事一式を工務店さんに発注するのではなく、各専門工事業者さん(今回は大工さん・内装屋さん・建具屋さん・材料支給)に分離して発注する方法のことです。
一番のメリットは『工事価格の透明性』です。
また、結果的にはコストを抑えることが出来ます。
2012/05/23